ますます、寒くなってきましたが、
お元気ですか?

僕は、大変元気で、今は、
29日のライブのことや、
The東南西北のレコーディングのことや、
制作中のもののことや、
いろいろ、同時進行で、
がんばってます。

今朝は、
パガニーニの24の奇想曲を聞いています。

すご過ぎて気が遠くなります。

パガニーニは、
悪魔に魂を売って演奏技術を手に入れたと噂されたほど、
ものすごいヴァイオリンを弾いた人。

自分の技術が人に知られるのを好まなくて、
生前は、自作の楽譜を自分で管理し、一切外に公開せず、死の直前に全部、焼却処分してしまった上、残っていた楽譜も、遺族がほぼ売却。大部分の作品は廃絶。

現存している譜面は、彼の演奏を聴いた作曲家らが書き起こしたものがほとんど、といわれてるそうです。

この24の奇想曲は、出版もされて、残っていたものの一つ。

1800年から1810年ごろにかけて作曲され、1820年に出版。
パガニーニが、18歳ぐらいから、28歳ぐらいまでの間に作ったみたいです。

5歳からヴァイオリンを弾き始めて、13歳で、学ぶものはなくなったそうで、
そのころから、自作の練習曲で練習していた、と。

悪魔に魂を売ったとしたら、だいぶ小さいとき、だったんでしょうか。

そんな噂、誰が言い出すんでしょうね。

演奏中の弦が、次々切れて、最後、一本残った弦で弾ききったこともあったそうですが、これが、頻繁に、都合よく弦が切れることなどから、そういうことを、パフォーマンスとしてやっていたという説もあり、興行師としての才能もあったと。

案外、悪魔、も、ご本人が考えたのかもしれませんね。

どっちにしても、その後のヴァイオリンの演奏や、音楽への影響は、計り知れず、今朝、たまたま好きで聞いている者(僕)も、
とっても楽しい気持ちにさせてもらってます。

今朝、聞いているのは、ルッジェーロ・リッチの演奏。
4度目の「24の~」の録音時、パガニーニ自身の所有したグァルネリを貸与されたそう。

長くなってきました。
そして、もう昼になってしまいました。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司