昨日は、目黒、ブルースアレイに、
松尾清憲さんの、
モーメント・ストリングカルテットとのライブを見に行きました。

カルテットの演奏で、松尾さんが、
めくるめく、素敵な曲を次々、歌われました。

ヨーロッパのどこか、迷路みたいなところに、
迷い込んで、でも、非常に、心地いい、
いつまででも、迷っていたい、というような楽曲の魅力。

全ての一筋縄ではいかない曲に、
カルテットが見事に色を添えて、
本当に、自由自在な弦楽四重奏ですね。

ピアノの小泉信彦さん、松尾さんのアルバムの録音でも、
だいぶ活躍されたそうで、素晴しいサポートです。

小泉さんが、PHY・S(サイズ)で、演奏されてるとき、
しょっちゅうお会いしてましたから、楽屋で20年ぶりぐらいで、
お会いし、懐かしいことでした。

曲の合い間の、松尾さんの、
どこか噺家さんのような間合いのおしゃべりも楽しいのでした。

杉真理さんと、伊藤銀次さんが、ゲストで、
それぞれ、歌われたり、一緒に演奏されたり。

まずは、銀次さん、颯爽と登場。
ひらりと、出てこられて、見るたび、かっこいいですね。

つづいて、杉さんが登場されると、
また、ステージが、不思議に明るくなるんですね。
歌われると、パワフルで、
そこは、一気に、杉さんの世界。

大先輩方の、ポップで活き活きとした、
そして、個性あふれるステージにワクワクしました。

ブルースアレイ、いい会場ですね。
1990年のこけら落としは、マイルス・デイビスのライブだったそう。

12日、この、ブルースアレイでの、
モーメント・クリスマスセッションに、
松尾さんも、杉さんも、出演され、
僕も出ます。
楽しみです。

昨日は、銀次さん、僕に、
手塚治虫の「ルードウィヒ・B」、上下巻を、
持ってきてくださいましたよ。

前、一緒に映画を見た帰りに、ベートーヴェンの話になり、
銀次さんが、今度、貸してあげるっておっしゃってた、
それを、お借りしたんです。

普通の「ルードウィヒ・B」じゃなくて、銀次さんからお借りしたもの、
というのが、すごいでしょ。

嬉しく、帰って早速、少し読みました。

ベートーヴェンのお話です。

僕は昨日、渋谷のレコード店で、バッハの平均律第一巻の、
チェンバロ演奏のレコードを入手してたんですが、
「ルードウィヒ・B」を読んでると、丁度、
ベートーヴェンが、子供の頃、初めて先生につくときに、
初見で、そのバッハ平均律を、弾く場面が出てきまして、
この偶然にも、さすが、銀次さん、と思ってしまうのでした。

昨日は、会場で、
The東南西北デビュー当時、とってもお世話になった、
ライターさんにも、お会いしました。
これも、非常に、懐かしいことでした。

昨日も、ご一緒したのは、画家の小峰倫明さん。

12日は、小峰さんの妹さんである、公子さんが参加されてる、
ZABADAKも出ます。

12日、ブルースアレイで、お会いしましょう。

心からお待ちしてます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司