ベートーヴェン、ピアノソナタ全集のレコードを、
入手しまして、ずっと聞いております。

200年ぐらい前に書かれた曲を、
50年ぐらい前に、
ベートーヴェンの数少ない直系の弟子、
バックハウスが弾いたレコード。

バックハウスのベートーヴェンの解釈は、
最もベートーヴェン本人のものに近いとする意見が多く、
世界的にも、評価が高い、そうです。

1794年ごろから、1822年ごろに、
ベートーヴェンが書いた、ピアノソナタ。
断片や未発見などを除いて、1番から32番まで。

全部聞けば、半日かかるわけですが、
いくら聞いていても、素晴しくて、
時々、僕でも知ってる、有名なのが、
聞こえてくると、嬉しいし、
ほとんどの知らなかった曲は、
僕にとっては、新曲ですから、
それらが、生き生き、キラキラしていて、
さらに、嬉しく聞いていることです。

よく、そんなに長時間、聞いていられるな、と、
自分でも思うわけですが、
そこがレコードのいいところ、でもありますか。

片面なんて、すぐ終わりまして、
針をあげて、レコードを裏返して、
また、針をおとす。
新たな気持ちで、1曲目。

日々の楽しみが、また、増えました。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司