今朝の朝日新聞、「天声人語」に、
ラ・ロシュフコーの「箴言」のことが少し書いてあります。

少し、書き写します。

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この人間観察の達人は、神は自然の中に色々な木を植えたように、人の中にも色々な才を配した、と言う▼続けて <だから世界一立派な梨の木も、ごくありふれた林檎を実らせること はできないし、最も傑出した才能も、ほかのごくありふれた才能と同一の結果を産むことはできない> (二宮フサ訳)

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「われは本来何の木なりや」
「別の才もあらん、などと考えてみる」と。

今朝の「天声人語」は、
「その日の歴史」を調べるところからはじまって、
「自分を励ます空想」へ。

「時に思わぬ所へとコラムの結末は飛んでいく。」と。

コラムの達人でも、書くテーマに悩まれたり、
結末が思いがけないことになったり、されるようで、
この「今日の出来心」、遠くにいながらも、
だいぶ励まされたことです。

先ほど、新聞受けに、新聞を取りに行き、
帰りながら、「天声人語」を読み、もう、
これを、書き写そう、と決心した者であります。

僕なども、つい、なにかのようにやってみたい、と、
顔真似に精進してしまうようなこともあるのですが、
巡り巡って、鏡を覗けば、
最終的には、いつも、
僕は、僕なんだった、と思うようなことです。

10月29日(土)、新宿・ミノトール2で、ライブをやってます。
スペシャルゲストに黒沢秀樹さんをお招きします。

是非、久保田洋司渾身のライブ、お越しください。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司