「おらあガン太だ」「それ行け!カッチン」という、小学生が主人公のテレビドラマをやっているころ、僕も小学生でしたから、けっこう親近感を持って見ていたと思うんです。

ガン太は、信州から東京にやってきた転校生。
東京でも信州と同じように大暴れ。

僕など、尾道にいて、どうしたって、ガン太に近い、田舎の小学生ですから、ガン太の大暴れも、中暴れぐらいに思えたかもしれません。

裏山を探検したり、川でずぶ濡れになりながらあそんだり、秘密基地を作ったりなどと、この僕が、そんなことをして遊んだのは、ガン太の影響があるんだと思います。

カッチンは、別に、すぐに怒って、カッチーンとくるわけじゃなくて、船乗りのお父さんが長旅に出るので、その間、親戚にあずけられることになった女の子が、親戚の家の悪ガキたちと騒動を起こす、というお話。

カッチンがいつも、カウボーイ・ハットをかぶっていたからか、僕も、似たような帽子を買ってもらって、よくかぶってました。

子供のドラマじゃないけど、続けて思い出すのは、「どっこい大作」。

日本一の男を目指して北海道から単身上京した、田力大作。
(たぢからだいさく、田と力を組み合わせると、男)

ウィキペディアで調べれば、薄っすら覚えてることも、詳しく書かれてて、ありがたいことです。

白いまわし姿で、お相撲さんの張り手のようなポーズで、蒸気機関車を押してたような場面を記憶しています。

大作は、見ていた僕らより、ちょっと年上だったし、目指すものが、ちがったからか、あんまり影響は受けなかったかも。

それなのに、だいぶ熱く見ていたと思うのは、なんででしょうね。

機関車を押すのは、スーパーマンみたいですが、そのような力持ちに、自分もなりたい、と思っていたのかもしれません。

いずれにしても、田舎から上京した者が、騒動を起こしながら、かんばっている、というお話に、ひょっとしたら今でも僕は、自分と重ねて見ている部分が、けっこうあるのかもしれません。

ガン太、カッチン、大作、洋司。

並べて書けば、もう、爽快ですらあります。

ますます、元気いっぱい、頑張ります。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司