今後のライブ用のリハーサルのため、
ギターを抱えて、歩いていたところ、
目の前に車が止まって、
見慣れない男性が、降りて、
なぜか、ぐんぐん、僕に近づいてきて、
「久保田ぁああ!」と。

ちょっと、どなたかわからず、
「え?」などと、
見た目にはわからないかもしれないけど、
だいぶ、あわてていますと、
その男性、
「わかる?」と。

「あ! いや、わかるような、
わからないような」(←わからないと言え)

「○○よぉ」(←男性、名前を名乗ってくださった)

高校の同級生で、クラスも同じだった○○くん。

「前の、ライブ、行ったでー。
さすが、プロ、いう感じじゃったー。
最後の曲なんか、えかったでー。
なにを、疲れて、歩きょうるん?」

「いや、ギター、重いな~、と」

「乗ってく?」

「ありがとう、でも、すぐそこなんで。
ごめんね、すぐ、わからなくて」

「オレは、すぐわかったでー、
それより、ほんまに、乗って行かん?」

「ありがとう、ほんと、すぐそこなんで」

ま、こんなやりとりの邂逅でありました。

僕は、なんで、○○君がわからなかったかと、
考えてみると、
高校時代は、○○君は、大きいべっ甲柄のめがねを、
かけていて、そのめがねが、とっても印象的だったので、
めがねがないと、ほんとに、わからないのでした。

高校の同級生から声など、かけてもらって、
ほんのちょっとでしたが、
じわっと嬉しい再会でした。

素敵な一日を。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司