今朝、ちょっとはやめに目が覚めたので、
6時前から、ヘッドホンで、ジョンとヨーコの、
「ダブル・ファンタジー・ストリップド・ダウン」を聞き、
続けて、オリジナル・バージョンも聞いていました。

このあいだ読んだ本、
「メイキング・オブ・ダブル・ファンタジー」が、
とっても良かったので、
レコードやCDで、「ダブル・ファンタジー」を、
中学生の頃みたいに、毎日何度も聞いています。

ストリップド・ダウンは、
オリジナル・バージョンから、
ダビングもののコーラスやギターなどをカットして、
ごくシンプルなベーシック・トラックと、
ジョンやヨーコの歌だけ、みたいなミックスで、
曲順はオリジナルと同じで、構成されたもの。

歌も、演奏もだいぶ生生しく聞こえますし、
その一つ一つが、とっても生き生きしてるのが、
わかります。
さらに、オリジナルのバージョンの、
アレンジや編集の素晴しさを、
あらためて、知るようなことです。

ジョンのアンソロジーで聞けた、
カセットのデモ・バージョンと、
レコード・バージョンの、中間くらい、という感じかな。

オリジナルのレコード・バージョンだけでも、
充分、満足して、何十年も聞いてるのに、
なんで、別のバージョンを聞きたくなったり、
聞いたりするんでしょうね。

いや、ポールのだったら、聞かないか、と思うんですね。
僕なんか、やっぱり、ジョンのファンなんです。

昨晩、桑田さんのラジオを聞いてました。

斉藤誠さんも出演されてて、お二人で、
楽しいお話を、たくさんされてました。

自分で作った作品でも、時と共に、
なんで、オレは、あんなの、作っちゃったかなって、
もう、絶対、聞きたくないようなものが、
桑田さんなんか、40曲はあるって、
誠さんも、何曲もあるって、話しておられました。

逆に、昔は、ダメだと思ったけど、
時を経て聞くと、好きだと思うものも、ある、と。

ジョンも、ビートルズの時の自分の曲を、
あれは、ゴミだ、みたいに、いう曲が、あります。

僕なんかでも、あれはちょっとやりすぎたか、みたいな、
気がするものが、あったりしますが、
でも、そういうのをリクエストいただいて、歌ってみると、
実は、やっぱり、良かったってこと、あるんですよね。

なにが好きか、とか、好きじゃないとか、
まったく、それすら考えないようなこととかが、
ありますよね。

いろんなものが、ある中で、
同じようなものが、好きだったり、
偶然、同じようなことを、していたり、
出会ったり、出会わなかったり。

中学生ぐらいの時は、
40歳過ぎれば、そういうことの理由が、
わかるんじゃないか、と思ってたような気もしますが、
四十代も半ばになり、
やっぱり、わからない、だけじゃなくて、
わからないまま、何十年も過ぎたぞ、ということが、
わかる分、
よけいに、そのわからなさの、魅力に、
引き込まれているようなことです。

あと、何十年もすれば、
もっともっと、引き込まれて、
とっても、楽しく、愛しいかもしれませんね。

本日、ちょっと寒いみたいですが、
素敵な一日を。
美しい明日に向かって、歌ってます。

洋司