昨日、散歩がてら、近くの書店へ。
春近い外を歩いて、深呼吸したり。
まだ、ちょっと寒い日でしたけど。

読みたいな、と思ってた本と、
詩集でも買おうかなと。

「老いの才覚」と、
中原中也の詩集。

書店の近くで、コーヒー飲みながら、
読んでみたり、
帰ってから、読んでみたり。

本って、
最初は、タイトルぐらいは知ってる、とか、
遠くから見たことはある、とか、
そういうのも、
じゃ、読んでみるか、と、
手にとって、徐々にその内容を追っていけば、
だんだんと、打ち解けてくるみたいな、
人の出会いみたいなところもありますね。

丁度「老いの才覚」に、そんなことが書かれてました。
インターネットなどで、さっと調べれば、
さっと、答えが出ているかもしれないけど、
本に、答えは、ない、と。

読み進むうちに、
自分なりの答えを、見つけるものなんだ、と。

僕など、読むのも遅いし、読んでる間に、
あれれ、みたいなこともあるし、
つい、うっかりして、
その機微、繊細な大事なところに気付かずに、
パラパラと進んじゃったりするなぁ、と思うことです。

でも、読むことで、影響受けたり、
なんというか、登場人物みたいなものに、なりきって、
一日中、そのことで、いっぱいになっていたり。
面白いことです。

そういえば、
昨晩も、ネバーランド、ペパーランドの声が、
聞こえてくるまで、
ま、寝ぼけてしまうまで、
本を、読んでいて、
そこに、聞こえてきた言葉を、書いてみようと思って、
メモ帳に、書いていたのでした。

そんなこと、忘れてて、今朝、メモを見れば、
妙なことが、書いてあり、
あ、これは、と、
すっかり忘れてたことを、思い出したところです。

記念に、ここに書いてみますと、
「あの大型キャマリエは?」
「おうちの孤島に住んでいます」
意味不明です。

ほかにも、読んでる本と、変に連動してるような、
べつのお話が、展開したりするわけですが、
もう、ファンタジー。
けっこうリアルに聞こえるので、楽しいんです。

前にも書きましたが、
The東南西北「明日また森で逢えました。」の、
「紫の風 通り過ぎてゆく
消えてしまいそうな 初めての背中」
も、この調子で、聞こえてきたものでした。

そういうこと、ありますよね。

今朝、奇麗な青い空、見ました。
なにか、ご褒美のような一日に。

洋司