ああ、すっかり こんな時間、と、
思うことが、ありますね。

ちょっと夜更かししたり、
好きなもの読んだり、聞いたりしてる時。

あと、僕なんかだと、
好きなもの、書いてる時とか。

昨晩も、なんとなく、
わくわくしながら、書いてるものがあって、
ああ、すっかり、と。

今も、いろいろ書いてて、
あれこれやってるあいだに、
ああ、すっかり、と。

その、ああ、に至るまでに、
どこか、月にでも、行ってきたかな、
と、思うような、
もう、浦島さん、みたいな感覚。

万葉集の講座で、教えていただいた、
あの、竜宮の玉手箱。

出てきた煙にあたって、そのせいで、
おじいさんになったんじゃなくて、
強い生命力が、箱にたくわえたれてたから、
浦島は、若々しくいられたのが、
その、生命力の元が、煙になって逃げて行ったから、
「300歳のおじいさんに」、という、
あの感じ、といいますか、
好きなこと、考えたりしてる時って、
たぶん、すごい生命力みたいな、
なにか、強い力で、いっぱいで、
竜宮にでも、いるような状態なんでしょう。

で、ふと、我に返るみたいな、
ちょっと、恍惚みたいな状態で、
ああ、すっかり、などと。

浦島さんといえば、
何回か書いたかもしれませんが、
僕が、以前ファンクラブの会報用に描いた、
4コマ漫画の浦島さんは、
玉手箱、開けないんです。

開けてはいけない約束の玉手箱。
浦島さんは、開けませんでした。
そのせいか浦島さん、
元気に今では、600歳。
ある日、ふとした拍子に、
箱が、開いてしまい、
中から、白い煙。
すると、浦島さん、「300歳のおじいさん」。
若返ったのであった、という。

それを書いたときは、
その煙のせいで、誰でも300歳になるのか、
と思って。

またまた、調子が出てきて、
長くなりそうです。
ああ、すっかり、と。

今日も生命力いっぱいで。

洋司