皆さんのコメント、いつも楽しく拝読しています。
ありがとうございます。

小説「ノルウェーの森」の冒頭に、
ドイツ語でさよならをいう場面が、あるんですね。

僕が読んだのは発表当時の、
もう、二十数年前で、
あんまり覚えていなくて、
僕が「ドイツ語でさよなら」を作ったのも、
すでに、二十年近く前で、これも、
「ノルウェーの森」の影響で書いたかどうかも、
ちょっと、わからない状態です。

どこかに、記憶があったのかもしれませんが、
たぶん、あんまり関係ないでしょうね。

「ドイツ語でさよなら」は、
地図だったかなんだったか、奇麗なドイツの街並の、
写真を見たことがあったのと、
知ってる人が、ドイツに暮らしてるっていう話を、
どこかで聞いて、作ったんだったと思います。

「Blue Marbles」の後ぐらいに、
次作の候補に、たくさん作った中の一曲で、
発表はずっと後の「蕾」に収録です。

ビートルズの「ノルウェーの森」は、woodだから、
森じゃなくて、家具だとか、材木だ、とか、
いろいろ言われていますが、
ジョージ・ハリスンが、後にラジオかなにかで言ってたのは、
あれは、ある種の女の人のことを、
当時、皆、ある言い方で言っていて、その響きが、
Norwegian woodと似てたので、ジョンが、それを面白がって、
タイトルにしたんだ、と。

英語がよくわかる方が、あれは、確かにそうだ、と、
教えてくださいました。

ちょっと、こういうところには、書きにくい表現です。

で、ボブ・ディランの僕が大好きなアルバム
「ブロンド・オン・ブロンド」に、
「フォース・タイム・アラウンド」という曲があって、
これは、ビートルズの「ノルウェーの森」を真似て作った、と、
言われたりするけれど、ボブによると逆で、
ボブがホテルの部屋かどこかで、
この曲を歌ってるのを、ジョンが聞いたことがあって、
その影響で「ノルウェーの森」を作った、と。

「フォース・タイム~」の詞も意味深で、
そういうところに、ジョンも影響を受けたんだと思います。

ジョンよりボブは、一つ年下ですが、
ジョンは、ボブに会うと緊張すると、
言っていたことがあります。

思わず、「ブロンド・オン・ブロンド」を出してきて、
今、かけてるところ。

「ローランドの悲しい目の乙女」のコード進行は、
後に、ジョージ・ハリスンが、「ロング・ロング・ロング」で、
使用します。

こんな話してると、長くなりますね。

では。

洋司