昨日は、僕の誕生日でしたので、
たくさんのお祝いのコメントいただきました。

ありがとうございます。

また、一段、階段を、石段を、
上がったような気持ちです。
そこから、さらに、
新しい、素晴しい景色を見られたら、と、
思っています。

44歳の久保田洋司を、
一年間、どうぞよろしくお願いします。

昨日朝、万葉集の講座に出かけてきたんですが、
先生も、昨日がお誕生日と。
偶然とはいえ、365日の内の1日、ですから、
これは、勝手にご縁を感じさせていただき、
より、万葉集に親しみを覚えることでした。

巻十の、いわゆる名もない官人たちの歌が、
続いていているんですが、
それでも、先生は、その面白いところを、
いろいろと話してくださいます。

誤字説はできるだけさける。

万葉集は原本が残っていなくて、
いろんな写本があるわけですが、
どこかで、誰かが、間違って写しても、
それがそのまま、後に伝わっているものもある。
それを、後の人が、その人の解釈で、
これは、こういうことだろう、と直したり、
その人の説に合うように都合よく変えたりしていると、
きりがないことになってしまうから、
誤字だろうと思われるところがあっても、
誤字説は、できるだけさけられているそうです。

それでも、これは、ほぼ間違いない、という方向で、
まとめられている説もあり、
でも、それがわかったからといって、歌そのものは、
なんということもない歌だったり。

方言を研究することで、読み方がわかるものがある、とか、
当時、こんな風習があったから、こんな歌が詠まれたのだ、とか、
当時の桜は、ソメイヨシノではない。花より葉が先、とか、
さらに、同じテーマでも、
万葉集の歌より、洗練された、後の時代の歌を、比べたり。

ほんの一時間半の講座ですが、内容濃く、深く、
本当に、楽しませていただいてます。

話は、突然変わりますが、
いよいよ、明日は、三ヶ月連続ライブの、第三夜。
「冬の微かなあの匂い」、開催です。

寒いし、木枯しは吹くし、雨だし、台風もきていると。
寒さには寒さ、木枯しには木枯し、
台風には、台風で、と思っています。

冬の訪れを、楽しみつつ、
まだ、ちょっと遠くを走ってそうな、
でも、もうすぐやってくる「トナカイ」(新作のタイトルでもある)に、
呼びかけつつ、みなさんと一緒に、
歌で良い時間を作れたら、と思っています。

どうぞよろしく。

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2010年10月30日(土)
KUBOTA YOJI monthly live act.3
『冬の微かなあの匂い』

◆会場:東京・新宿ミノトール2
(新宿区新宿5-11-4 龍生堂ビル地下1F/03-3341-2655)  
◆開場:18:00/開演:19:00(二部構成)  
◆料金:当日券¥4,500(税込/1drink込) 

◆出演:久保田洋司 スペシャルゲスト辻睦詞、ますだみき、増田琴美

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洋司