皆さんからのコメント、いつも嬉しく拝読しています。
ありがとう。

「てっぱん」の制服は、尾道東校のものなんですね。
あのセーラー服は、
だいぶ、見覚えがありました。

僕らが高校生のころも、
ブラスバンド部は、東校の部の中でも、
特に大人数だし、定期演奏会等に向けて、
ものすごく熱心にがんばってるクラブでした。

The東南西北の、大池くん、清水くんは、
ブラスバンド部でしたから、
そこで身につけた音楽的素養は、
とても多いんだと思います。

そのブラスバンド部が体育館のステージで、
盛大に練習している音が、
僕のいた、少人数の古典ギター部が練習中の、
校舎の一番隅の音楽室に、
遠く深く、空の音のように、響いていました。

カキーンという、野球部の金属バットの音も。

ついこのあいだも、こんなこと、書きましたね。

「てっぱん」のヒロインは、ブラスバンド部ですから、
ブラスバンドの練習風景が出てきたりして、
僕などは、その、ちょっと暗い音楽室を、
思い出します。

で、まったく偶然ですが、
そのようなことを、歌にしたものが、
今度の新作「トナカイ」に入ってるんです。

その歌では、やはり、
桟橋で、待っていたり、
石段を駆け上ったりして、
どうも、尾道らしい風景が、展開するんです。
「カセットテープ」っていう曲です。

辻睦詞さんの、心揺さ振る、ドラムと、
平見文生さんの、映画みたいなベース、
辻くんとともに、コーラスで参加くださった、
松川陽野介さんの、冷静に見守ってる感じの
それでいて、温かなハーモニー。
言わせていただけるなら、
僕の、力の抜けきった、エレキギター。
そして、エンジニアの三好達也さんの、見事なバランス。
もう、これを作らせていただけて、
本当に、ありがとう。

歌詞が、なかなか完成しなくて、
辻くんに、電話で、弱音を吐きそうになったり、
したものでした。

ちょっと長くなりましたが、
久保田洋司、デビュー25周年記念アルバム、
「トナカイ」を、どうぞよろしく。

ニュー・アルバム「トナカイ」の特設ページが開設されてます。
こちら

洋司