夢か現実か、ちょっとわからない、
というようなことが、
ま、だいたいは、夢の時に、あるのである。

昨日の朝、制作中のノートを見れば、
最後の行に、
「もしも」
と書いて、そこで止まっていた。

「もしも」など、出てくるものを、
書いているわけでは、なかったのであったが、
これは、なんだったかと、
記憶をたどってみれば、
前の晩に、書きながら、もう、夢の中で、
まったく別のものを書いていて、
その一部が、現実に、ノートの上に、
書かれていた、という状態のようであった。

夢では、もしも、に続いて、
なんだか、面白い展開があったのであった。

しかし、たぶんそれも、夢の中だから、
面白い気がしたようなことで、
起きているときに、たどってみれば、
だいたいは、無茶苦茶なお話である。

その、無茶苦茶なところを、
面白い、と感じられる感覚を、
今、ちょっと覚めて、懐かしく、愛しくも思う。

さ、今日も、元気に、
昨日とは、また違った感覚で、
がんばろう。

洋司