やはり暑いからか、
制作中の詞が、いくらか進んで、
興奮気味だからか、
めずらしく、なかなか眠れず、
それならば、と、
読みたいものを、読んだり、
CDを聞いたりして、
眠くなって、いざ寝る段になると、
またまた、目がさえて、
いろいろ、面白いことを考えてみたことであった。

それで、朝方、ようやく少し眠れたのであった。

面白いことを考え出すと、
半分笑いながら、眠る感じがある。

そういえば、
ずいぶん前に、笑いながら目覚めたことがあった。

アルバム「PIERROT」のレコーディングの頃、
アレンジの板倉雅一さんが、いつも楽しい話を、
してくださったからかもしれないのであるが、
その夢は確か、
僕と板倉さんで、ジェットコースターに乗っていて、
そのジェットコースターは、
笑ったら、振り落とされることになっているのであるが、
なんだか、僕らは笑いたくて仕方がなくて、
急降下の場面で、ついに、笑ってしまって、
大笑いしながら、振り落とされるところで、
目が覚めるという、
妙な、目覚めなのであった。

今朝も、眠るときに考えていたのは、
たとえば、眠れない歌を作るとして、
どうやったら、それは、面白くて、眠れないだろう、
と、いうようなことを考えていたら、
面白くて、眠ってしまったのであった。

良い寝入り方だったような、気がする。

洋司