前に、iPadの紹介ビデオの広島弁吹き替えを見たけれど、
こちら
今度は、iPhone4。
こちら

前のはインターネットのニュースで見つけたのであったが、
今回は、大池くんのツイッターから。

今回のも、とっても面白い。

あらためて書くけれど、僕は広島出身なので、
広島弁は、完璧にわかるのである。

単に方言だから面白い、というだけじゃなくて、
たぶん、微妙なニュアンスまでわかるから、
余計に面白いのだと思う。

僕の父やら、伯父やらが話してるのを聞いていると、
問いかけ、とも取れるくらいの、
音声のやや高いところで、話すのである。

その、語尾があがったままなので、
どんどん話が続いていく感じがして、
つい、引き込まれる。

語尾の最後が、完全に下がりきらない、
そんな感覚がある。

最近、この「今日の出来心」にもよく登場いただく、
辻睦詞さんは、倉敷の人。
広島の隣、岡山である。

辻くんは、上京して20年以上になるはずであるが、
今でも、完全に岡山弁でしゃべる。

倉敷は、備中。
僕の出身の尾道は、備後。

同じ吉備国だから、実は広島市や呉市の安芸国より、
言葉の肌触りが、近いように感じる。

辻くんと話してると、僕もつられて完全に備後弁になる。
これが、我ながら非常に面白い。

たぶん、尾道に住んでいたころでさえ、
ここまで、なまったことはなかったろう、と思われるほど、
気持ちよくなまれるのである。

リハーサルの途中、二人でレストランに入って、
食事をするが、
二人の会話は、
「じゃけぇのぉ」、なのである。

昨日書いた、ある種の映画のようでもある。

レストランのその一角だけ、
仁義なき、なまりの世界なのであった。

洋司