本日も暑くなりそうである。

今朝は、これから万葉集の講座に出かけるところ。

現在、巻九の終わりのあたりを、習っている。
柿本人麻呂、高橋虫麻呂、笠金村などの歌集に出てくる歌が、
取り上げられている。

万葉集は、現存する最古の歌集ということになっている。
万葉集の前に、多くの歌集が存在していたのであるが、
みな、失われている。

万葉集も、残っているのは写本で、
原本は、ない。

元は、いわゆる万葉仮名で書かれている。
中国から伝わった漢字を、
当時の日本人が、自分たちのものにしようと、
当て字も含めて、使いこなそうとしている。
漢字だけが、ぎっしり並んでいるわけである。

平安時代ごろになると、すでに、それらの万葉仮名を、
読むのが難しくて、このままでは、そのうち、
誰も万葉集を読めなくなるということで、
徐々に、平仮名やカタカナで、書き直したり、
ルビや送り仮名をつけたり、
暗号の解読的なことがされたりした。

鎌倉時代や江戸時代など、後の時代にも、
そういうことが、じっくり繰り返されているが、
それでも、まだ、読めないものがあるのだそうである。

また、書き写されるうちに、間違って写されたものが、
広まった、という例もある。

後の研究者が、そこに気づいて、
やっと読めるようになったものなども、ある。

と、出かける前に、思わず、いろいろ書いてしまった。
大雑把で、正しくないところもあるかもしれない。

しかし、もう、出かける時間となってしまった。
あまり、詳しく、確認しないのである。

洋司