机に向かって、書いては消しの繰り返しを、
繰り返し中なのであった。
消すのなら、
はじめから書かなくてもよさそうなものであるが、
ほとんどは、消されるために書いているようなもので、
つまり、
万年筆で、ノートいっぱいに、何かを書いて、
そのほとんどを、線を引いて、消し、
その、あまった小さなスペースに、
小さく小さく、最新の案を書くのであった。
言えば、さらに、それも消され、
ノートは、インクブルーで、夜空のようになるのであった。
洋司
繰り返し中なのであった。
消すのなら、
はじめから書かなくてもよさそうなものであるが、
ほとんどは、消されるために書いているようなもので、
つまり、
万年筆で、ノートいっぱいに、何かを書いて、
そのほとんどを、線を引いて、消し、
その、あまった小さなスペースに、
小さく小さく、最新の案を書くのであった。
言えば、さらに、それも消され、
ノートは、インクブルーで、夜空のようになるのであった。
洋司