今朝の「忘文」は先週に続き、
ハローキティーの3代目のデザイナー、山口祐子さん。

ハローキティーは、世界中で人気のキャラクターであるが、
僕には、ほとんど縁のないものなのであった。

しかし、話を聞いていると、
常に新しいものを、自由に取り入れる感覚、
信じているところを、信じ続けられている姿、
デザイナーとしての、基本なんだろうな、と思われるところを、
自然に生きておられる感じが、とても良かったのであった。

「日めくり万葉集」は地上波も再放送が繰り返されているから、
みな、前に見たものであるが、前とはちがうところで、
ぐっときたりなどして、変わらず、楽しんであるのであった。

今朝見たテレビの話ばかりで恐縮であるが、
そこから、話をもっていく予定があるので、
冗長ながら、書かせていただくのであった。

「日めくり~」の次は、
「アジア語楽紀行」、今はヒンディー語。
ナレーションは、僕も、昔ドラマで共演したことがある、といえばある、
小倉久寛さん。

ヒンディー語も、さっぱりわからなくて面白い。

それで、先日、
天気予報で夜から雨になると言っていたので、
昼間、ジョギングをしていたところ、
インドのほうのかた、らしい、学生さんなのか、
女の人から、道を尋ねれて、
日本語が、大変お上手だったので、僕も、
まったく、日本語で、お答えしたのであった。

「真っ直ぐ行くと、信号がありまして、
大きい道、そこを、右に。
ちょっと遠いですよ。」

それだけ言って、しばらく走っているうちに、
その信号の手前に、もう一つ信号があることに気付いた。

急いで走ってもどり、さっきのかたに追いついたとき、
そのかたは、一つ前の信号のところを、左に曲がろうと、
されていた。

右は、細い道なので、おかしいなと思って、
左に曲がられたのかもしれない。

危ないところであった。
外国で道を尋ねて、へんなところに行ったりなどすると、
心細いものである。

「もう一つむこうの、信号でした。」
と声をかけて、そこを曲がるところまで、ご一緒した。

「では、お気をつけて」

お気をつけて、など言って、通じたのだろうか、
と、しばらくは、もうちょっとなにか、気の利いたようなことでも、
言えたらと、思いながら、走ったことであった。

大げさなようであるが、その場では、日本人の代表であったのである。

天気予報が、夜は雨、と言っていなければ、
まず、話すことも、お会いすることも、なかったはずの、
外国のかたであった。

そのかたが、ちょっと、この「アジア語楽紀行」に出ている人に、
似ておられたのであった。

長くてすみません。

洋司