昨日、やっと「ガリヴァー旅行記」を読み終えたのであった。
面白かった。

特に第四章「フウイヌム国渡航記」
人間の社会や政治、人間存在そのものに対しての、
風刺的な批判。
だいぶえぐられながら、それで、すっきりする、みたいな。

この前も書いた気がするが、300年前に書かれたお話ながら、
批判されるところは、今も変わらないところが、刺さる。

首相が神に誓って、などと言い出すと、もういけない、など、
ついこのあいだも、あったような。

大ヒット映画、アバターの物語も、ここから来ているところが、
けっこうあると思われた。

先の尾道で、伯母が、書棚から何冊か本をくれた。
その中にあった「背負い水」荻野アンナ著、
面白く読んだ。

女の人が書いたものである。

僕が、とても男らしいもので、
その、女の人らしさ、というところが、
だいぶ違うのである。
そこを、楽しめた。

洋司