2010年2月22日（月）

長い間使用してきた、近江兄弟社メンターム薬用スティック、
そろそろ使い切るところである。

唇の、あれ、かわき、ひび割れに・・・と書いてある。

内容は５グラムのリップクリームである。

もう少しで使い切ると思うと、
早く終わらせようと、よけいに塗りたくったりして、
あとで、よけいに唇がかわいたり、あれたりするような気がするのである。

スティックの可動部分をめいっぱい回して、
現在クリーム部分が、１～２ミリ程度。
もう、ほぼ使い切ったと言っていい。

例えば、歯磨き粉など、だいぶ使って、
チューブを絞れば、やっと使えるぐらい、
ぎりぎり搾り出せるくらいの時、
思いっきり力を込めて、搾り出せた歯磨き粉に、
それなりの喜びを覚えるのであるが、
いよいよ使い切った後、新しいのを出して、
たいして力を入れなくても、たっぷり出てくる時の喜びは、
それをはるかに越えるもののような気がする。

それも、力を込めて搾り出した経験があるからこその、
喜びに違いないのであるが、
いつも感じるのは、
こんなに嬉しいなら、無理して絞ったりせずに、
はじめから、新しいのを使えばよかった、ということである。

だが、やはりそれでは、その喜びを、
知ることはないのである。

今、新しいリップクリームを、入手しようと思って、
それだけのことが、ちょっと嬉しいのは、
この、もうすぐ使い切る近江兄弟社メンターム薬用スティックの、
おかげなのである。

洋司