昨日は、朝、万葉集講座。
高橋虫麻呂について、面白いお話をたくさん聞かせていただいた。

人麻呂や赤人みたいに、宮廷での立場が与えられていた人ではない。

藤原宇合(うまかい)の属官として、常陸に在住していたらし。

東国の歌が多い。

東国は、都から見れば、だいぶ田舎である。

虫麻呂は、都の人にわかるように、地理関係など、細かくこだわって、
その東国に、こんな美人がいて、と、それは中国文学にある、
東隣之佳人を意識して詠ったり、なんだか、面白いのである。

伝説歌が多い。

浦島太郎のお話も出てくる。

面白い人だなぁ、と興味がわいてきた。
しばらく、虫麻呂について続くようであるから、
これは、とっても楽しみ。

夕方から、
「万葉集~ココロ・ニ・マド・ヲ~」の収録。

昨日も、きれいな映像と音楽に感動しながら、
朗読をさせていただいた。

桜が美しさの絶頂で、散るお話や、
あぶら火の映像、
夕波千鳥、
きれいな紫陽花、
「万葉集~ココロ・ニ・マド・ヲ~」には、
ますます、いいのがこれからアップされていくのである。

現場で、少しずつだけど、スタッフの皆さんと話せるのも、
楽しいのであった。

洋司