昨夜、深夜までねじりハチマキで、
頭が興奮していたのか、
なかなか寝付けないのであった。
面白いことを、いろいろ考えるが、
そうすると、よけいに眠れないのであった。
面白いことが、だんだん恥ずかしいことなどに、
なったりして、さらに眠れぬ。
それなら、起きて何かをすればいいのであるが、
頭の割りに、体はだいぶくたくたなのであるから、
今は、眠らなくてはいけないのだ、
休むことも、侍の勤めであるぞ、と、
自分に言い聞かせ、
はい、と素直なのであるが、
また、あれこれ、思うのであった。
それでもやがて、無事、眠れて、
岩山を登るような、夢を見た。
どこかの国の修行僧などが、
危険な岩山に登って、彫刻をするみたいな、
スリル満点の映画のような夢であった。
やっと眠れたのに、
そのスリル満点で、また目が覚めたのであった。
僕は、なかなかに、上手い登り手であった。
洋司
頭が興奮していたのか、
なかなか寝付けないのであった。
面白いことを、いろいろ考えるが、
そうすると、よけいに眠れないのであった。
面白いことが、だんだん恥ずかしいことなどに、
なったりして、さらに眠れぬ。
それなら、起きて何かをすればいいのであるが、
頭の割りに、体はだいぶくたくたなのであるから、
今は、眠らなくてはいけないのだ、
休むことも、侍の勤めであるぞ、と、
自分に言い聞かせ、
はい、と素直なのであるが、
また、あれこれ、思うのであった。
それでもやがて、無事、眠れて、
岩山を登るような、夢を見た。
どこかの国の修行僧などが、
危険な岩山に登って、彫刻をするみたいな、
スリル満点の映画のような夢であった。
やっと眠れたのに、
そのスリル満点で、また目が覚めたのであった。
僕は、なかなかに、上手い登り手であった。
洋司