昨日は、なかなかに寒い雨であった。
郵便物を出しに、傘を差して歩くが、
風も吹き、だいたい足元は濡れるのである。
子供の頃は、青いゴムの長靴をもっていた。
雨でも濡れないのは、心強いのであるが、
そのうち、その安心感から、水たまりを歩き出し、
だんだん、深いほうへ行き、
結局、長靴の中に、ずぶずぶ水を入れて、
ぺちゃぺちゃ音をさせながら、
帰るのであった。
潮干狩りなどにいけば、
長靴が、どんどん泥に沈み、
すぽっと裸足の足が抜け、
バランスをくずして、その足を、
泥に突っ込むのであった。
この、長靴を履けば履くほど
びしょ濡れで、泥んこという、
逆説。
面白い思い出である。
洋司
郵便物を出しに、傘を差して歩くが、
風も吹き、だいたい足元は濡れるのである。
子供の頃は、青いゴムの長靴をもっていた。
雨でも濡れないのは、心強いのであるが、
そのうち、その安心感から、水たまりを歩き出し、
だんだん、深いほうへ行き、
結局、長靴の中に、ずぶずぶ水を入れて、
ぺちゃぺちゃ音をさせながら、
帰るのであった。
潮干狩りなどにいけば、
長靴が、どんどん泥に沈み、
すぽっと裸足の足が抜け、
バランスをくずして、その足を、
泥に突っ込むのであった。
この、長靴を履けば履くほど
びしょ濡れで、泥んこという、
逆説。
面白い思い出である。
洋司