昨日は、ある方と、Faxでやりとり。

電子メールを利用するようになってから、
Faxは、ほとんど使わなくなっていたから、
手書きで、送られてくる通信に、
すごく懐かしさを覚えた。

言うまでもなく、
皆さんからいただく、手書きのお手紙、
これは、最高である。
書かれている内容に加えて、
直筆の文字はもちろん、便箋、封筒、ハガキ等の紙や、
インク、切手、様々なところに、
お気持ちを感じられて、嬉しいのである。

お手紙は、
Faxもなかった時代から、
今、電子メールの時代になっても、
継続して、いただいているから、
そのありがたさを、ごく自然に、
受け止めている。
懐かしい、ということではなく。

Faxの通信が懐かしいのは、
もう、Faxがほとんど、利用されていないから、
である。

手書きの文字が、
受信機から、印刷されながら出てくる。
で、おそらく、電話機の向こうに、
ご本人が、いらっしゃる。
もう、レトロ感さえある。

うちで、今、使用している、Fax付きの電話機は、
Fax用紙を、入れておかなくてもいいタイプのもの、である。
昔のFax付きの電話と比べると、ずいぶんコンパクトである。

昔は、巻紙式のプリント用紙を、セットしていた。
けっこうかさばるし、意外と重い巻物は、
しかし、油断していると、肝心なときに切れたりして、
ストックがあるかと、探しても、見つからなくて、
買いに出かけて、補充すれば、今度は、
まったく、Faxは来ない、みたいな、
なんだか、おちょくられているような、気もしたものである。

今のは、内容が、機内のメモリーに記録され、
液晶で見、必要なら、プリントアウトする。

でも、Faxなど、めったに来ないから、
その機能を、うっすら忘れている。

音声で、丁寧に案内してくれる。
こっちが、ちょっと手間取っていると、
また、同じことを、丁寧に繰り返す。
これはこれで、また、
「おちょくってんのか」
と、言いそうになる。

で、昨日のFax、
「下町を散策する際には、ご一報を、
案内します。」と。

それ、いいなぁ。
下町散策、また、Faxで連絡して、
ご案内していただくことに、したい。

洋司