2009年10月26日（月）

今、ここに、ギターが４本ならんで、
ギタースタンドに立てかけられているのであるが、
だいたい、横向きにいるのである。

この横向きが、今日は、とっても好きである。

今日に限ったことでないのかもしれないが、
この、雨の日の気圧のせいでもなかろうが、
今日は、この横の姿が、好きである。

昨日、外出時に、
タクシーをひろおうと、
道端に立っていたところ、
待っているあいだ、まったく来るけはいがないので、
思うことは、
こういうときに、歩き出すと、
その横を、さっと通り過ぎるものである、と。

そこで、ためしに、歩き出してみたのであった。

そうすれば、その通り、タクシーは横を、
しかも、複数台が、さっと、通り過ぎるのであった。

面白いことである。

例えば、ブラピやアル・アパチーノでも、
というか、
そういう人が演じる何かしらの役柄の男でも、
そういうことがありそうで、
だから、よけいに好きなような気がするのであろう。

しかし、田宮ニ郎なんかが、さっと道端に現れたら、
その途端、タクシーが現れて、ひらりと乗り込み、
「あの車を、追って」と、なりそうな気もして、
それはそれで、また、好きなのである。

ま、普段、そんなことを、思いながら歩いているわけであるが、
そのことは、誰も知らぬ、いや、
ドストエフスキー調なら、空の上のあのお方なら、
となるのであろうか。
下手なことは、考えられぬ。

洋司