昨日は大学のほうの万葉集講座で、
山上憶良、高橋虫麻呂の長歌、反歌、
それと、
現代の、前川佐美雄の歌などにも、
触れて、大変面白かった。

千年以上前から、
今に繋がっているという、
現実の中では、なかなか、
実感しにくいところであるが、
歌で見れば、もう、
すぐとなり、という感じがして、
楽しい。

僕も、何百か、歌を作っているということに、
なっているが、
もし、千年後に、誰かが歌ってくれていたりなどしたら、
それはもう、へんな言い方であるが、
あの世にいる場合ではない、というか、
もし、いつでもどこにでも、行けるのだとしたら、
やっぱり、歌の聞こえるほうへ、
行きそうな気がするのであった。

志貴皇子の歌など、朗読していたら、
そこに、いらっしゃる、など、
いや、僕には、そういう霊感みたいなものは、
まったくないけれど、
朗読中、興奮することは、あるなぁ。

そう思うと、また、楽しいのであった。

洋司