ジョギングでは、もう、
あまり足が上がっていないのである。
シューズの裏面が、
地面すれすれ数ミリというところか。
正確に言えば、
時々、地面に擦っているのである。
筋肉というものを、なるべく使わないで、
走ろうとしているような、
関節の惰性の動きだけで、
走っているような気さえするのである。
足、上がってないなぁ、と思う。
時々、街灯に照らされた自分の影が、
走っている様子を見るが、
これを見る限り、フォームは、
それほど、ダラダラでもないようなのである。
腕は、上がっているし、背筋も伸びている。
運動的にも、上下で、
左右には揺れていないのである。
数本の街灯に照らされて、
影は分身し、
魔法使いの弟子のほうきを、
思い出す。
子供の頃は、
レコードをかけないがら、
「ピーターと狼」「魔法使いの弟子」、
その絵本を読んでもらうのが大好きであった。
洋司
あまり足が上がっていないのである。
シューズの裏面が、
地面すれすれ数ミリというところか。
正確に言えば、
時々、地面に擦っているのである。
筋肉というものを、なるべく使わないで、
走ろうとしているような、
関節の惰性の動きだけで、
走っているような気さえするのである。
足、上がってないなぁ、と思う。
時々、街灯に照らされた自分の影が、
走っている様子を見るが、
これを見る限り、フォームは、
それほど、ダラダラでもないようなのである。
腕は、上がっているし、背筋も伸びている。
運動的にも、上下で、
左右には揺れていないのである。
数本の街灯に照らされて、
影は分身し、
魔法使いの弟子のほうきを、
思い出す。
子供の頃は、
レコードをかけないがら、
「ピーターと狼」「魔法使いの弟子」、
その絵本を読んでもらうのが大好きであった。
洋司