カラマーゾフ、
アリョーシャとイワンが、レストランで話し合う場面。

イワンの詩物語を、面白く読む。

聖書、
イエスの荒野の、40日間の断食での、
サタンとの問答、

サタン
「腹が減ったろう。神の子なら、石をパンに変えてみろ」
イエス
「人は、パンだけでいきるものではない」

という、有名な場面などが、
良い感じで、青年の詩物語として展開されるのは、
聖書ファン、としては、大変楽しく読めた。

十六世紀に、不意に復活した、そのひとに、
人間の自由ということや、許すということなどを、
大審問官が、語っている。

楽しいといっても、内容的には、
むごいお話もでてくるので、
きついところもある。

そういうところも、いかにも青年らしく、
描かれている。
青年とは、そんなことも言うものである。
痛くもある。

人は人間に似せて悪魔を作ったんだ、
それは、神も同じだ、とか、

太陽や月や星は、4日目に作られたというが、
その前から、光があったのは、なぜか、など。

太陽が出来る前から、光があったのは、
その光で、太陽やら、星やらを、作ったのだろう、
と思うけど。

小説は、まだまだ、先は長い。
しばらく、楽しめそうである。

洋司