昨日は、ある方のお宅へ。
バナナスの安田さんと、またまたご一緒。
寺田一郎さんも。

海沿いの道を、
バス。

渚のバルコニー。
砂浜。
海。

10人ほど集まっての会で、
はじめてお会いする方もあり、
自己紹介。

ぎらっとする人がいらっしゃるなぁ、
と思ってたら、富樫明生さん。

ほぼ二十年ぶりの再会で、
嬉しく語らう。

ずっと波音を聞きながらの、
楽しくも心穏やかな会であった。

太宰治の小説「母」の、海沿いの宿の波音を、
思い出した。

この小説の、明るく楽しい前半。
酔って寝て、ふと夜中に目が覚めて、
二十年ほど前の自分のキザなところや、
いけないところを思い出して、いかん、つまらん、
などと独り言のシーン。
やさしいラストのシーン。

波音とか、明るさとか、
静けさとか、
小説の背景的なところと、
昨日の会の、それらが、少し似ていたような気が、
今、朝になって、するのであった。

洋司