「狭岑の島の石中死人を視て作る歌」の講座に行った時、
場所は、日本橋の奈良まほろば館であったが、
ちょっと早めに着いて、その近辺で、昼食にすることにしたのであった。
地下通路を歩きながら、美味いカレーライスが食べたいと、
思ったのであった。
地上に出て、まほろば館の裏手を歩けば、
カレー専門、とかいう店が目に入った。
これはついている。
店の前まで行ってみたが、休みであった。
路地を更にすすめば、
インドカレー、という看板があった。
これは、ついている。
店の前まで行ってみたが、ここも休みであった。
適当に道を曲がって行けば、
喫茶店風の、洋食を出している店があった。
これは、ついている。
この店は、やっていた。
冷房がよくきいていて、
客は誰もいなかった。
店のおばさんが、やさしくてよかった。
それだけで、ご馳走様というと、変な感じもするが、
「いらっしゃい」
「はいどうぞ」
「コーヒー、出すのは、早かったかしら」
というような、言葉一つ一つが、
美しい。
だからというのもあるかもしれないけれど、
カレーライスも、サラダも、コーヒーも、
非常に、美味かったのであった。
夏休みに、親戚の家に行った時のような、
懐かしさ。
8月に、また別の万葉集の講座で、
まほろば館に行く予定なので、
あの店に、また行ってみたいと思ったことであった。
洋司
場所は、日本橋の奈良まほろば館であったが、
ちょっと早めに着いて、その近辺で、昼食にすることにしたのであった。
地下通路を歩きながら、美味いカレーライスが食べたいと、
思ったのであった。
地上に出て、まほろば館の裏手を歩けば、
カレー専門、とかいう店が目に入った。
これはついている。
店の前まで行ってみたが、休みであった。
路地を更にすすめば、
インドカレー、という看板があった。
これは、ついている。
店の前まで行ってみたが、ここも休みであった。
適当に道を曲がって行けば、
喫茶店風の、洋食を出している店があった。
これは、ついている。
この店は、やっていた。
冷房がよくきいていて、
客は誰もいなかった。
店のおばさんが、やさしくてよかった。
それだけで、ご馳走様というと、変な感じもするが、
「いらっしゃい」
「はいどうぞ」
「コーヒー、出すのは、早かったかしら」
というような、言葉一つ一つが、
美しい。
だからというのもあるかもしれないけれど、
カレーライスも、サラダも、コーヒーも、
非常に、美味かったのであった。
夏休みに、親戚の家に行った時のような、
懐かしさ。
8月に、また別の万葉集の講座で、
まほろば館に行く予定なので、
あの店に、また行ってみたいと思ったことであった。
洋司