久々に、ちらり青空を見た朝である。
夜には、曇るそうであるが。
七夕の夜は曇りである。

雨の中、目覚める、というのも、
なんだか、胸に来るし、
それがあるからか、
カーテンを開けて、青空は、
何度、見ても、爽快な感動がある。

雨が胸に来る、これは、
前に書いたことがあるが、
中学の時、僕が所属していた、
男子バレー部の練習にも、理由がある。

中学のバレーコートは、外にあり、
雨の日は、木造校舎の教室の、
机を隅に寄せて、そこで、
筋トレを、やったものである。

僕は、意外とこれが得意で、
いくらやっても、平気であったので、
太陽の真下で、砂埃にまみれて、
ボールを追う厳しい練習、
(といっても、一年生の時は、
ほぼ、玉拾いなのであるが)
より、少し、好きであった。
更に言えば、ボールを使うスポーツは、
下手なのであった。

その思いが、今でも、
雨の朝、胸に来るのであろうと、
思っているのである。

それでも、青空に、
爽快な感動とは、
こじつけるお話もない。

洋司