ギターとエフェクターボードを抱えて、
リハーサルに出かけているのである。

重い。

6月のライブまでに、
10日ほど、リハーサルに出かける予定であるが、
喉より何より、まず、腕が鍛えたれそうである。

この重いものを、軽々と運んでいる感じに、
自分を見せたく、
いや、誰が見るわけでもないのであるから、
まずは、自分に自分を、そう見せたくて、
何食わぬ顔で歩いている。

日射しも強い。
身を守るために、長袖を着て歩いてる。
これも、涼しい顔で、歩いている。

だらだらと歩くのも、楽しいものであるが、
今は、さっさと歩いて、重荷や日射しの負担を、
なるべく軽くする。

強がっているようであるが、
実は、一番、逃げ足が速いのであった。

洋司