昨日の講座は、
橘諸兄や、その息子の橘奈良麻呂の、宴の歌。
諸兄は、敏達天皇の曾孫の子であったが、
そのままでは、天皇になることなどできない。
そこで、王の位を捨て、家来のようなところから、
正一位までのぼりつめたそう。
絶頂期の宴からの歌が、巻六と巻八に、載っている。
同じ日の宴の歌で、
もともと、一続きだったものから、
季節の歌を、巻八に、抜粋したようである。
別の巻に収められた歌の、
読まれた順番を、復元してみせるなど、
昨日も、大変面白い授業であった。
そういう研究は、いつごろからされているのか、
平安時代か、鎌倉か、江戸か、明治以降か、
好きな人は、好きなのである。
諸兄のほうは、遠方からの客を、
もてなす、大人の宴であるが、
その息子、奈良麻呂の宴、
これが、若者の、集まりなのである。
宴を主催した奈良麻呂が、
当時、17~18歳。
参加している家持も21歳。
奈良麻呂の歌に、
系統未詳の女性らの歌が、続くのである。
主催が、17~18の男。
主客は、女性。
どんな集まりか、わかろうというものである。
ちょっと、痛いことになりそうな。
奈良麻呂は、いわゆる二世。
苦労を知らず、親の威光の中にいた人で、
若くして、謀反の疑いで、獄死することになる。
このあたりの、人間関係も合わせて、
今後の展開、楽しみである。
洋司
橘諸兄や、その息子の橘奈良麻呂の、宴の歌。
諸兄は、敏達天皇の曾孫の子であったが、
そのままでは、天皇になることなどできない。
そこで、王の位を捨て、家来のようなところから、
正一位までのぼりつめたそう。
絶頂期の宴からの歌が、巻六と巻八に、載っている。
同じ日の宴の歌で、
もともと、一続きだったものから、
季節の歌を、巻八に、抜粋したようである。
別の巻に収められた歌の、
読まれた順番を、復元してみせるなど、
昨日も、大変面白い授業であった。
そういう研究は、いつごろからされているのか、
平安時代か、鎌倉か、江戸か、明治以降か、
好きな人は、好きなのである。
諸兄のほうは、遠方からの客を、
もてなす、大人の宴であるが、
その息子、奈良麻呂の宴、
これが、若者の、集まりなのである。
宴を主催した奈良麻呂が、
当時、17~18歳。
参加している家持も21歳。
奈良麻呂の歌に、
系統未詳の女性らの歌が、続くのである。
主催が、17~18の男。
主客は、女性。
どんな集まりか、わかろうというものである。
ちょっと、痛いことになりそうな。
奈良麻呂は、いわゆる二世。
苦労を知らず、親の威光の中にいた人で、
若くして、謀反の疑いで、獄死することになる。
このあたりの、人間関係も合わせて、
今後の展開、楽しみである。
洋司