ニホンザルの毛は、
薄茶色で、
日本人の髪の毛の黒っぽいのとは違う。

人類は、アフリカで誕生して、
それが、ずっと、
ヨーロッパ、アジア、アメリカへ、
広がっていった、というようなことを聞くが、
ニホンザルは、
いつごろ、どうやって日本に来たのか。

人類が誕生したのは、約10万年前で、
ニホンザルは、約50万年前から、
いるのだそうである。

元々、ニホンザルがいたところへ、
人類が、やって来たということか。

毛の色が、違うのも、遺伝的に、遠いからかもしれない。

しかし、顔つきでいえば、
チンパンジーやゴリラより、
ニホンザルのほうが、
日本人に近いような気がするのは、
単に、見慣れていて、そう思うだけなのかな。

サルをじっと見ていると、
サルのほうから、実はね、と、
何か教えてくれそうな気がしてしまうのであるが、
実際には、サルをいくら見ていても、
サルは、何も言わず、よそを向いてばかりいるのであろう。

たまに、サルをじっと見たくなるのである。

洋司