朝、ちょっと出かけた時に、
桜の並木道で、蕾を、よく見てみたのである。
だいぶ、丸く膨らんでいて、
そういうものが、たくさんあって、
面白いことであった。
まるで、これから生まれてくるなにかを、
見るような気持ちになるけれど、
木そのものは、僕より年上なのだろうと、
思う。
万葉集には、梅がよく出てくるので、
日本人はもともと、梅が好きなのだ、
と思われるところであるが、
中西先生によると、
それは、ちょっと違っていて、
やはり、日本人は、昔から、
桜が好きだったそうである。
このあたりは、前にも書いた気がする。
中国の影響を受けた、
一部の貴族や教養人たちのあいだで、
梅はもてはやされた、というようなことであった。
梅の花を髪にさして、
その生命力を、
体にしみこませようとした、という。
僕は、花も良いけれど、
野菜を食べるのが、好きである。
生命力を、
直接、いただいている形である。
洋司
桜の並木道で、蕾を、よく見てみたのである。
だいぶ、丸く膨らんでいて、
そういうものが、たくさんあって、
面白いことであった。
まるで、これから生まれてくるなにかを、
見るような気持ちになるけれど、
木そのものは、僕より年上なのだろうと、
思う。
万葉集には、梅がよく出てくるので、
日本人はもともと、梅が好きなのだ、
と思われるところであるが、
中西先生によると、
それは、ちょっと違っていて、
やはり、日本人は、昔から、
桜が好きだったそうである。
このあたりは、前にも書いた気がする。
中国の影響を受けた、
一部の貴族や教養人たちのあいだで、
梅はもてはやされた、というようなことであった。
梅の花を髪にさして、
その生命力を、
体にしみこませようとした、という。
僕は、花も良いけれど、
野菜を食べるのが、好きである。
生命力を、
直接、いただいている形である。
洋司