昨日は、朝、万葉集の講座に。
またまた、素晴らしいお話をうかがった。

巻八の、七夕歌あたりを勉強中。

万葉も、第三期、旅人のころには、
すでに、暦法の意識が強かった。
立秋を過ぎると、その日から吹く風は、
温かい風でも、秋風なのである。

七夕は秋。秋風吹く頃なのである。

藤原宇合(うまかい)
鎌足の孫、不比等の子で、
716年遣唐副使にもなっている、
のちに流行った疫病で亡くなるのであるが、

の歌に
こんな感じのものがある。現代語訳で、

あの方を、
いつ来られるだろうか、
もう見えるかな、と待っているとき、
秋風が吹く

秋風が吹いて、会えるのか、会えないのか、
普通に読んだだけだと、そこがわからない。

ここで秋風が吹くということは、
この歌は、七夕の歌と読める。
ということは、
ここで、やっと二人は会えたと。

よかったよかった。

午後1時55分から、NHK教育
「日めくり万葉集」、毎日見ている。

昨日は、中西進先生のお話であった。

夕方からは、「万葉集~ココロ・ニ・マド・ヲ~」の
収録。

少しずつであるが、勉強させていただいている。

洋司