昨日は、ハッカイさんの素敵なスタジオにお邪魔し、
二胡、
ウードというエジプトの弦楽器、
ブズーキ、
馬頭琴、
三線、
等のさまざまな楽器に触れさせていただいたり、
レコーディングや
お茶の楽しい時間を過ごさせていただいたり
したのである。

僕は、この十年ほど、
ずっと一人でレコーディングしていたので、
どなたかと共にする作業は、
しびれるほどに、嬉しかったのである。

台湾式のお茶で、
香りと共に、ゆっくり過ごすなど、
心豊かなことであった。

思えば、二十年ほど前に、
サイズのコンサートの時だったか、
ハッカイさんから、声をかけていただき、
紹介していただいて、
ザバダックの方々や、小峰倫明さんとも、
知り合うことができて、
今でも、本当に親しくさせていただいている。

ハッカイさんとお会いしたのは、
昨日書いた、小峰さんの個展の時以来であったが、
こうしてお会いすれば、時のへだたりなど、
まったくなかったかのような、不思議な気持ちになるのである。

砂浜や砂漠の砂の一粒も、
同じ時間を過ごしたのでした、というようなことを、
なにかに、書いたことがあったのであるが、
僕らも、その砂の一粒であった、みたいな、
詩ともいえない、詩が、
宇宙には、存在しているのである。

洋司