何かの植物のつるが、道の左側のお宅の垣根から伸び、その道の反対側にある電信柱を目指しているようなのである。毎日、ジョギング時、見るたびに少しずつ伸びている気がする。すぐそばに手ごろな柱のようなものはあるのに、道の向こうを目指している。あれは、向こうに電柱があることを知って、目指しているように見える。なんの支えもないところを、横に向かって伸びてゆくのは、大変そうに見える。その大変なところを耐えてでも、その先に得るものは、大きいのであろう。
昔、バンドのリハーサルで、当時ファンキー末吉さんが、あるメドレーのアレンジをしてくださり、ゲストのちわきまゆみさんとともに、そのメドレーの一部を演奏していた時、末吉さんが、ここは、我慢のしどころ、というようなことをおっしゃり、すかさずちわきさんが、がまんするからいいのよね、と。様々な妄想が駈け巡ったのであるが、垣根のつるも、そうなのかもしれない。
洋司
昔、バンドのリハーサルで、当時ファンキー末吉さんが、あるメドレーのアレンジをしてくださり、ゲストのちわきまゆみさんとともに、そのメドレーの一部を演奏していた時、末吉さんが、ここは、我慢のしどころ、というようなことをおっしゃり、すかさずちわきさんが、がまんするからいいのよね、と。様々な妄想が駈け巡ったのであるが、垣根のつるも、そうなのかもしれない。
洋司