思えばギターを入手する場合、形や色、メーカー、音等、様々に選ぶ基準はあろう。迷いだすともう大変である。
僕の場合は、中学の時に、初めてエレキギターを買いに行ったが、新聞配達で貯めた手持ちと、お店のおにいさんのおすすめで、迷う余地はなくて、あっさり購入。
高校生の時は、ジョン・レノンのリッケンバッカーのコピーモデル。ビグスビーのトレモロアームを増設。これも、初期のレノンの真似であった。
上京後は、スタッフのお勧めやら、メーカーのモニターやら、でほとんどなにも考えず、手元にあるものを弾いていたのである。そのうち、本物のリッケンバッカーやギブソンJ-160Eなどを入手するが、動機は高校の時とかわらない。自分でいろいろ調べて、これこそ、と思って、なんの影響でもなく、入手したものはなかったかもしれない。
ライブでよく使っているグレッチは、ザ・ブームのツアーに参加した時、スタッフの勧めで入手。もちろん、どなたかが弾いているのを見て、良いと思い、その方に、直接、弾いている感想などお聞きして、選んだに違いは無いと思うけれど。後に中のマイクがだめになり、これは自分で選んだものに交換した。
で、ようやく最近、自分でゼロから、いろいろ調べて選んだものを入手。大変気に入って、このごろは、毎日弾いている。ライブで使うかどうかは、まだ決めていない。

洋司