視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚、それぞれ、別のものであるけれども、それは、目とか耳とか鼻とか、別のところで感じていると思うから、別のものという感じが、さらに強くなるのであるなら、感じるというのは、様々な波長を受け取っているということだとするなら、それは、同じ一つのものではないかと、思ったところである。それでも、それは何か一つのものである、と思うわけであるが、これを、無だと思ったというのは、なかなかにすごいことである。単なる言葉遊びではなく、無だと。宇宙は、無かそうでないかを分けるところからはじまったという。無が、そうではないぞと思ったのであるから、そいつは無ということになるなぁ。

洋司