蒸気機関車というと、僕にはどうしてか、真っ白な雪の積もったところを、大変に大きくて真っ黒な煙をもくもく立てながら、トンネルから出てくる、というような印象があるのである。ま、昔、テレビで見た映像に、そういうのがあったのに違いない。あるいは、カレンダーかポスターの写真で見たのかもしれない。現実には、そんなものは見たことがない。新幹線を見慣れていると、蒸気機関車が駅のホームにいるのを見ると、案外小さいと思うかもしれないし、走る姿を見れば、だいぶ遅いと感じるだろう。
新橋横浜間に鉄道が開通したとき、皆、汽車のスピードに驚いたという。畑も飛ぶ飛ぶ、家も飛ぶである。あの歌は、いつごろに作られたのか、調べればわかるのであるが、今は調べないのである。
で、その飛ぶ飛ぶは、乗っていないと、わかるまい。作者はやはり、乗って確かめたのであろう。僕など、新幹線の歌の、びゅわーん、というのや、丸いひかりのボンネットっていうところが、好きである。光が丸くて、ボンネットがあるようで。こっちは、飛んでるようだ、という。外観が多いところを見ると、乗っていなかったのかもしれない。
蒸気機関車と新幹線、開通当時、料金的には、どちらがより、庶民的だったか、などと思うところであるが、乗るなら、作者は、必要経費として計上したことであろう。
洋司
新橋横浜間に鉄道が開通したとき、皆、汽車のスピードに驚いたという。畑も飛ぶ飛ぶ、家も飛ぶである。あの歌は、いつごろに作られたのか、調べればわかるのであるが、今は調べないのである。
で、その飛ぶ飛ぶは、乗っていないと、わかるまい。作者はやはり、乗って確かめたのであろう。僕など、新幹線の歌の、びゅわーん、というのや、丸いひかりのボンネットっていうところが、好きである。光が丸くて、ボンネットがあるようで。こっちは、飛んでるようだ、という。外観が多いところを見ると、乗っていなかったのかもしれない。
蒸気機関車と新幹線、開通当時、料金的には、どちらがより、庶民的だったか、などと思うところであるが、乗るなら、作者は、必要経費として計上したことであろう。
洋司