日本から見える星は、ま、見えたとしたら、2000個ぐらいらしい。地球全体でいうと、5000個くらいだそうで、日本からでは、半分も見えないということになるらしい。それらの星々に誰かがつけた名前があるのだから、すごいことである。流れ星には、名前はないか。一瞬で消える。それにしても、星なら星で、どこかで誰かが、名前をつけ、外国に行けば、やはり誰かが名前をつけていて、同じものに、あちこちで、様々な名前がつけられているというのも、面白い。
そういえば、バンプオブチキンの歌に、自分で作ったプラネタリウムで、ひとつ実際にはない星を作り、それに恥ずかしい名前をつけた、というような歌詞がある。ギターとかに名前をつける人もいる。執着とか愛情というようなものかもしれない。僕は、ギターにもノートにも鉛筆にも、名前をつけていない。

洋司