カブト虫などは雄雌の見分けがつきやすいが、犬や猫などというのは、ぱっと見、雄か雌かわからない。勝手な主観で言わせていただければ、犬は雄っぽく、猫は雌っぽく見える。雌だと思って近寄ってみたら雄だった、猫だった、猫の雄だった、というような鼻の悪い雄犬もいるかもしれない。
人は、このごろは男が女っぽくなっている、などという。男同士連れ立って買い物にいったり、色気や下心で車を欲しなくなったり、洋服や部屋を飾るのも、ターゲットは友達だ、というようなことを、何かで読んだ。しかし、それは今だけのことではない。葉隠などには、お化粧をしたり、なよなよしたりしているお侍が出てくる。外国の昔の小説に描かれる男だって男臭い感じのヤツより、なよっとしたヤツのほうが多い気がする。男臭い云々は、昭和のある種のスターの影響を素直に受けた時代の、もしかしたらやや期間地域限定ものなのかもしれない、と思ってみたくなったところである。男男した男は結婚対象になりにくいという女性に対する調査結果もあるとか。ま、犬や猫は、発情期以外は雄っぽくも雌っぽくも、なくていいのかもしれないけれど。
洋司
人は、このごろは男が女っぽくなっている、などという。男同士連れ立って買い物にいったり、色気や下心で車を欲しなくなったり、洋服や部屋を飾るのも、ターゲットは友達だ、というようなことを、何かで読んだ。しかし、それは今だけのことではない。葉隠などには、お化粧をしたり、なよなよしたりしているお侍が出てくる。外国の昔の小説に描かれる男だって男臭い感じのヤツより、なよっとしたヤツのほうが多い気がする。男臭い云々は、昭和のある種のスターの影響を素直に受けた時代の、もしかしたらやや期間地域限定ものなのかもしれない、と思ってみたくなったところである。男男した男は結婚対象になりにくいという女性に対する調査結果もあるとか。ま、犬や猫は、発情期以外は雄っぽくも雌っぽくも、なくていいのかもしれないけれど。
洋司