怒りんぼうのお坊さんがいて、そこのお寺に榎の木があったので、まわりから「榎木の○○」って呼ばれてた。ふざけやがってと、お坊さん、榎の木を切ったら、切り株が残った。こんどはそれがあだ名に。また怒って切り株を掘り起こした。こんどはそれが。「徒然草」の四十五段には、それだけのことが書いてある。ご本人はいやだったのかもしれないけど、まわりから見るとある種の人気者だったのかもしれない。近くに住んでいるとして、しゃれにならない人には、あだ名などつけようとも思わないところ。
それにしても、「○○の○○」みたいに呼ばれてみたい気もする。「大鷲のケン」「風車の矢七」「緋牡丹のお龍」。ま、それも名前によるか。責任というのもついて回ろう。「大鷲のケン」なのに弱々では、逆にまわりから怒られよう。「榎木の」ぐらいだったらまだいいと思うけど。
「東南の久保田」。
洋司
それにしても、「○○の○○」みたいに呼ばれてみたい気もする。「大鷲のケン」「風車の矢七」「緋牡丹のお龍」。ま、それも名前によるか。責任というのもついて回ろう。「大鷲のケン」なのに弱々では、逆にまわりから怒られよう。「榎木の」ぐらいだったらまだいいと思うけど。
「東南の久保田」。
洋司