ちょっと見るぶんにはいいけど、それを何時間もとなるとつらい場合がある。
エコー・マシーンなんかで、果てしないエコーをかけて、永遠に音が続いていくのを、ちょっと聞いてると、非常に面白く、気持ちいいんだけど、それで10分くらいすると、不安な気持ちがしてくる。
和音にしても、三度の音が、半音低いだけで、ちょっと不安な、さらに五度も半音下がると、非常に不安な響きになるのは、なぜなのか、よくわからない。
でも、マイナーのコードや、マイナーのフラットファイブ、さらに七度も半音下がったディミニッシュなども非常に好きだ。
前に、ジャズのミュージシャンなんかは、普通のドミソが不協和音に聞こえるんだ、とどなたかが、ちょっと極端におっしゃってた。
電気的なサイン波より、いろんな音の複雑な倍音を美しく感じるのも、なぜかわからない。さらに、同じピアノのペダルでも、踏む人によって、違うように聞こえるわけも、わからないけれど、それらもどこか、このあいだ書いた「秘すれば花」につながっていきそうな。
世阿弥だって、だからそれがどうして美しいのか、それはわからないから、「秘」としてるのかもな。
洋司
エコー・マシーンなんかで、果てしないエコーをかけて、永遠に音が続いていくのを、ちょっと聞いてると、非常に面白く、気持ちいいんだけど、それで10分くらいすると、不安な気持ちがしてくる。
和音にしても、三度の音が、半音低いだけで、ちょっと不安な、さらに五度も半音下がると、非常に不安な響きになるのは、なぜなのか、よくわからない。
でも、マイナーのコードや、マイナーのフラットファイブ、さらに七度も半音下がったディミニッシュなども非常に好きだ。
前に、ジャズのミュージシャンなんかは、普通のドミソが不協和音に聞こえるんだ、とどなたかが、ちょっと極端におっしゃってた。
電気的なサイン波より、いろんな音の複雑な倍音を美しく感じるのも、なぜかわからない。さらに、同じピアノのペダルでも、踏む人によって、違うように聞こえるわけも、わからないけれど、それらもどこか、このあいだ書いた「秘すれば花」につながっていきそうな。
世阿弥だって、だからそれがどうして美しいのか、それはわからないから、「秘」としてるのかもな。
洋司