司馬遼太郎「人間というもの」に、「人間、思いあがらずしてなにができましょうか。美人はわが身を美しいと思いあがっておればこそ、より美しくみえ、また美しさを増すものでござりまする。才あるものは思い上がってこそ云々」と続くんです。
山本常朝の「葉隠」には、「何事も、大高慢と反省」などと書いてあって、僕は好きなもので、思い上がりだけではなぁ、などと思いながら読んでいたところが、「ござりまする」ときたところで、好きになりました。
洋司
山本常朝の「葉隠」には、「何事も、大高慢と反省」などと書いてあって、僕は好きなもので、思い上がりだけではなぁ、などと思いながら読んでいたところが、「ござりまする」ときたところで、好きになりました。
洋司