農耕の移行は、三千五百年以上かけてゆっくり進行したことが、研究でわかったそうです。
研究した方の話では、「農耕は1万年ほど前、氷河期が終わった後に、再度一時的に寒くなった気候変動によって一気に始まったとされてきたが、実際は当時の人間が自然とのかかわり方を模索しながら時間をかけて浸透していったのだろう」と。
徐々に進化して、人になったとはいっても、人になってしまってから、自然とのかかわり方を模索しながら、自然の中で生きてゆくのは、大変なことだったでしょうね。

洋司