旧沼隈郡の方言の表が手元にあって、正語と、方言と分かれているんですが、面白いのは正語も、「どーなりましょうに」「それはな」「行きなさるか」など、ちょっと方言っぽいところ。
「どーなりましょうに」は方言では「どうなりもーにー、どーなりもーにゃー」とあって、「う」と「ー」の区別も適当なところが面白いです。祖母などは、さらに縮めて「どーなろーにー」と言っていました。「どうなるというのでしょう」というようなところでしょうか。
それにしても、驚きは、こんな複雑な表現を、微妙なニュアンスもすべて、皆、完璧に使いこなしているところですね。今はもう、そういう人も少なくなってきてるんじゃないかと思います。

洋司