「EndlessShock」のDVD、Disc1と2、ようやく見た。すごかった。僕が前に帝国劇場で見たのとストーリーが全然違ってて驚いた。僕が見た内容は、コウイチの兄が死んで、光一さんが二役やられてた話で、ツバサじゃなくてトウマの時。

「Endless~」になる時、内容もだいぶ変えるというような話を聞いた覚えがある。Disc1の屋上のシーンが好きだった。そのあたりは、僕が詞を担当した曲が続くので、ドキドキした。いつもかっこいいコウイチが、時々三枚目キャラのコウちゃんになるのが面白い。アキヤマだけ苗字なのが面白い。ツバサの悪役な感じが好きだ。ダブルキャストの(錦戸)リョウでも見てみたいと思った。「バイクに乗ったら怪我する予感がするからやめよう」というところなど、以前の「Shock」のストーリーで、バイクで怪我して大変なことになる内容だったことからなんだけど、面白いセリフだった。劇中劇で殺陣のシーンがあるが、どんどん斬られ鉄砲で撃たれするところで、泣けた。最後の「CONTINUE」の冒頭の詞、「悲しみの大きさを越えてく強さ 涙を拭い明日を見つめる眼差し」のところでもこみ上げるものがあった。なにしろ、どこをとってもすごいので、書いてると全部になってしまう。つたない感想で、すみません。

詞を書くときに、台本のその部分がFAXで届き、何度も読んでみたりしたが、これは舞台ではどんなふうに言われるのだろう、などと、机にいながら、いろいろ声を出して、試したりしたものであるが、こうして本物を見てみると、全然ちがった。それでも、あれこれ、想像したり考えたり、椅子から転げ落ちそうになったり、自分がニューヨークに二週間ほど一人で行って、コンサートやミュージカルをオフやオフオフ、当然オンもだけど、そういうのを、わけもわからないのに日に2~3本ずつ見ていた、二十年ほど前のことなど、思い出しながら、書かせていただいた。舞台の匂いなど、いろいろ懐かしい気がした。

僕など、ほんの少しですが、「EndlessShock」にかかわらせていただき、うれしくありがたく思っています。

洋司