キャプテンストライダムの永友君は、節分が好きだそうで、毎年、節分にはライブ・イベントを開催したりするそうである。
僕は昔、至々分々(しじぶんぶん)祭というのを、やったことがある。キャニオン時代、プロモーション用に、冊子を作っていたのであるが、その企画で、ライターでカメラマンの佐伯さんという方から、なにか、お祭みたいなものを、考えようと言われ、夏至、冬至、春分、秋分を祝おうという、それで、至々分々祭という名前を、僕が考えて、結局、1回か2回だけ、行なった。一応、太陽のお祭だろう、ということで、スフレを焼くことにした。スフレが焼きあがる時に、丸く膨れるところを、太陽が昇ってくるところと無理やりこじつけた。原宿にある佐伯さんの行きつけの、タイの屋台をイメージしたような、地下の店をお借りし、そこの厨房で、スフレを焼いた。マネージャーが汗だくで焼いてくれた。それで、撮影をして、なにか、コメントを考えて、終わりである。別に楽しいものでもなんでもない。ただ、シジブンブンという名前だけは、なんだか、アフリカンなにおいもするような気もして、気に入っていた。佐伯さんは、打ち合わせのとき、「例えばアンダー・ザ・ローズとか」、とおっしゃってて、なにか、お呪いめいた、中世のヨーロッパ風なイメージを持っておられたのかもしれない。
洋司
僕は昔、至々分々(しじぶんぶん)祭というのを、やったことがある。キャニオン時代、プロモーション用に、冊子を作っていたのであるが、その企画で、ライターでカメラマンの佐伯さんという方から、なにか、お祭みたいなものを、考えようと言われ、夏至、冬至、春分、秋分を祝おうという、それで、至々分々祭という名前を、僕が考えて、結局、1回か2回だけ、行なった。一応、太陽のお祭だろう、ということで、スフレを焼くことにした。スフレが焼きあがる時に、丸く膨れるところを、太陽が昇ってくるところと無理やりこじつけた。原宿にある佐伯さんの行きつけの、タイの屋台をイメージしたような、地下の店をお借りし、そこの厨房で、スフレを焼いた。マネージャーが汗だくで焼いてくれた。それで、撮影をして、なにか、コメントを考えて、終わりである。別に楽しいものでもなんでもない。ただ、シジブンブンという名前だけは、なんだか、アフリカンなにおいもするような気もして、気に入っていた。佐伯さんは、打ち合わせのとき、「例えばアンダー・ザ・ローズとか」、とおっしゃってて、なにか、お呪いめいた、中世のヨーロッパ風なイメージを持っておられたのかもしれない。
洋司